こんにちは賢人(けんと)です。
みなさん正しく資産運用出来ていますか?
さて、今回は
初心者でも気軽に始められ・効果の高い資産運用が可能な
積立投資についての記事です。
賢人のブログの読者様であれば
「何を今更・・・^^;」
と思うかたもいらっしゃると思いますが、そもそも賢人のブログで解説や紹介をしていた海外積立は、殆どの場合が運用を委託します。
つまり、契約するだけで、銘柄選定など投資家が何かすることは殆どありません。売却のタイミングに関しても、正常な状態で契約を維持することができれば基本的には満期を迎えるまでは何も考えることなく、満期後に引き出しや解約という形でゴールを迎えることになります。
この強制力こそが長期投資を可能とし、放ったらかしで資産形成が可能な理由でもあります。しかし、この強制力があるからこそ万人向けの投資というわけでもありません。
一方で、通常の「積立投資」においては、実際に自分で証券口座を使って銘柄選定や積立設定をし、その売却のタイミングなども自分で判断することになります。
これはつまり、自分が正しい知識をもって、正しい選定をし、正しい意識をもって運用を継続することが出来なければ正しい資産運用とならないのです。
2018年につみたてNISA(積立NISA)という制度がスタートして以降、日本人の積立投資に対する意識は非常に高くなってきました。
本記事では、つみたてNISAでの運用を例に、積立投資を始めるにあたって、初心者が誤解していることや勉強しなければならないポイントについてわかりやすく賢人が解説していきます。
Contents
<ポイント1>つみたてNISAはリスクの低い安心な投資ではない
これ!
まず第一にこれだけは勘違いしないでください。
つみたてNISAは「安心」「安全」「リスクが低い」「確実」な投資
ではありません!
つみたてNISAは「安心」「安全」「リスクが低い」「確実」な投資
ではありません!
とても大事なことなので2回書きました。
最近非常に多いのがこの勘違いなのです。
銀行や証券会社、youtubeの動画などで幅広くつみたてNISAという言葉を目にするようになってきました。
こうしてつみたてNISAという言葉との接触回数が多いと、人はその言葉に対して親近感を抱くようになります。その結果「よく聞くし、みんなもやってる安心な投資」という間違った認識を持ちやすくなっているのです。
(同じ理由でFXも簡単に始められる手軽な投資という認識のもとに大やけどをしてしまう人が多いですね)
そもそもNISAとは少額投資非課税制度のことをいいます。
そして、つみたてNISAはNISAという制度の中で生まれた「積立投資に特化したNISA」です。
わかりやすく言い換えると
「少額で投資する分には税金かけないからみんなどんどん投資してね☆」
という金融庁が作ってくれたサービスのようなものなのです。
そして基本的に税金は利益に対してかかるものです。
つまり、
つみたてNISAとは「安心」「安全」「リスクが低い」「確実」な投資
ではなく
利益が出た場合に税金が免除されるだけの普通の投資だということです。
つまりつみたてNISAとは何も特別なものではなく、たまたま非課税の権利が少しあるだけの普通の投資なので、「つみたてNISAなら大丈夫」という安易な始め方をしてしまうとむしろ資産を減らしてしまうことになりかねません。
初心者向け「つみたてNISAとは」
2018年1月から始まった制度で、少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度
つみたてNISAの対象商品は、手数料が低水準、頻繁に分配金が支払われないなど、長期・積立・分散投資に適した投資信託や上場株式投資信託(ETF)に限定されています。
利用できる方 | 日本居住で20歳以上(口座を開設する年の1月1日現在) ただし、つみたてNISAと一般NISAはどちらか一方を選択して利用可能 |
---|---|
非課税対象 | 一定の投資信託への投資から得られる分配金や譲渡益 |
口座開設可能数 | 1人1口座 |
非課税投資枠 | 新規投資額で毎年40万円が上限(非課税投資枠は20年間で最大800万円) |
非課税期間 | 最長20年間 |
投資可能期間 | 2018年~2037年 |
イメージとしては、毎年40万円分の購入枠をもらえ、この枠内で購入した投資信託が20年間非課税で運用されます。
(金融庁HPより)
例えば、2020年に購入した投資信託の非課税期間は2040年に終了します。このタイミングまで売却して利益を出していればそれは非課税となります。
逆に、2040年を過ぎても所有し続ける場合は、非課税期間終了に伴い、NISA口座という非課税口座から通常の課税口座に移行されます。ちなみに移行される場合は、移行タイミングの時価が特定口座での取得単価とみなされます。
つまり、2020年に40万円で購入した投資信託が2040年に80万円に上昇していた場合、非課税期間終了前に売却すれば40万円の利益(非課税)となり、非課税期間終了後も保有する場合は課税口座に移行され、このタイミングで80万円で投資信託を取得したということになります。
その後、2050年まで保有し、90万円まで値上がりした場合は、90万円と80万円の差額である10万円が課税対象となります。
<ポイント2>積立投資の効果を忘れない
さて、つみたてNISAがあくまで非課税というちょっとした特典がついただけの普通の積立投資であるということがわかったのなら、次に意識するべきは
そもそも積立投資という手法がどういうものなのか
をしっかりと勉強する必要があります。
積立投資とは、定期定額投資を行う投資方法で一般的にはこれらをできるだけ長期で行う投資方法のことをいいます。
つまり、長期間にわたって、定期的に一定額ずつを対象に対して投資する手法でリスク分散や複利効果を得ることができるなどのメリットが存在します。
そしてここで最も認識しておかなければならないのがドルコスト平均法という考え方です。
おそらく積立投資を考えたことがある人は一度は必ず目にしたことがある投資手法だと思います。
このドルコスト平均法とは何も特別な手法ではなく、長期間にわたって、定期的に一定額ずつを一定対象に対して投資する積立投資を実践していれば自ずとこの投資手法になるのです。
このドルコスト平均法にどんなメリットがあるのかというと、同一対象を定期的に一定額を買い続けることで取得単価を平均化することができるのです。
……と言葉だけで説明してもわかりにくいでしょうからこちらをご覧ください。
(SBI証券)
毎月、一定額(10,000円)を購入することにしているため、値段が下がった場合は数が多く買え、値段が上がった場合は買える数が少なくなっているのがわかると思います。
このグラフを見ていただければ分かる通り、積立投資を開始したときの時価が10,000円で、その間値段が上下しつつも5ヶ月後に再度同じ時価の10,000円まで値段がもどっただけで利益が出ていることがわかります。
これは投資期間中の下落がむしろ自分に味方をしてくれ、平均取得単価を押し下げる要因になってくれたのです。
賢人がドルコスト平均法をもっとわかりやすく解説した記事
なぜこのドルコスト平均法という考え方を積立投資にする際にみなさんに必ず覚えていてほしいのかというと
こうした下落局面はむしろ投資家にとってはチャンスである
という認識を忘れないでほしいのです。
2020年は新型コロナウィルスの影響もあって世界的に経済が停滞し、株価なども下落しましたね。
勉強をせずにテキトーに投資をしていると
「下落怖い…これ以上損しちゃうのは嫌だ。もうやめよう」
という意識になってしまいせっかくこれまで積立投資を続けていても途中でやめてしまうなんてことになりかねません。
しかし、「ピンチはチャンス」積立投資においては、この下落局面でもしっかりと投資を継続することがむしろ大事なのです。
だから、どんな事が起きたとしても決して悲観せず、また楽観もせず、粛々と積立投資を継続させることが大事なのです。
そういう意味では、積立投資って投資としては面白く無いんですよね笑
<ポイント3>投資信託はインデックス連動のものを選ぶ
さぁ、つみたてNISAがちょっとした特典のついたただの普通の投資であることを認識し
積立投資がどういうものでどういう効果があるのかを認識したら
あとは
何に投資すれば良いのか
ですね。
これは先に結論から言いましょう。
海外のインデックスに連動する投資信託を選んでください。
さぁ、これがどういうことなのか。
この記事は投資初心者向けの記事ですから、みなさんに「自分で投資信託を選べ」とは言えません。
いやむしろ投資玄人の人相手だとしても賢人は同じことを言うかもしれません。
海外のインデックスを選べと。
そもそもインデックス投資とは
インデックス投資とは、日経平均やTOPIX、S&P500、NYダウ平均のような株価指数(インデックス)と同じ値動きを目指す投資方法のことです。
初心者からすると「つまりどういうこと?」と感じられるかもしれませんので、よく耳にするであろう日経平均を例にもう少し順に説明しましょう。
いわゆる日経平均とは日経平均株価の事を言います。
これは、東証第一部上場銘柄のうち取引が活発で流動性の高い225銘柄を、日本経済新聞社が選定し算出するいわゆる株式指標のこといいます。
実質日本において最も有名な株式指標とも言え、この日経平均という指標はしばしば「日本の経済状態を表すもの」として取り扱われます。
つまり、日経平均というインデックスに投資をするということは、日本経済に対して投資をする……というイメージを持ってみるとインデックス投資というものがどういったものなのかわかりやすくなってくると思います。
同じようにアメリカの株式指標であるS&P500やNYダウというインデックスに投資をするということは、アメリカ経済に対して投資をするというイメージがわかりやすいでしょう。
インデックスは、国の平均株価以外にも不動産や債権のインデックスなど多岐に渡ります。
個別の株式や債権などに対して投資をする知識などがない初心者にとっては場、こうしたインデックスに投資をすることで幅広く分散投資を行うことができるのです。
個人資産は9兆円超え、投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェット氏もこのインデックス投資に対して非常に肯定的です。
氏は「低コストのインデックス・ファンドは、投資家の大多数にとって、最も聡明な投資だ」と発言しており、2014年に自らが会長兼CEOを務める投資持株会社バークシャー・ハサウェイの株主たちに送った手紙には自らの死後のしさんの運用についてこう書いてあります。
Put 10% of the cash in short-term government bonds and 90% in a very low-cost S&P 500 index fund. (I suggest Vanguard’s.) I believe the trust’s long-term results from this policy will be superior to those attained by most investors – whether pension funds, institutions or individuals – who employ high-fee managers.
これをざっくり訳すとこうなります。
現金の10%を短期国債に、90%を低コストのS&P500インデックスファンド(勧めるのはヴァンガードのファンド)に投資しなさい。この方針なら、高い報酬のファンドマネージャーを雇うどの年金基金、機関、個人の出す結果より長期にわたって良い成績を上げられるだろう
それだけバフェット氏は、アメリカ経済の力強さを信頼しその成長力を確信しているのでしょうね。
なぜ海外のインデックスなのか
インデックス投資というもののイメージがついた皆さんであればなんとなくこの理由についても予想出来てきたんじゃないでしょうか?
積立投資というものは、ドルコスト平均法の効果をうまく使いながらなるべく長期で運用を行う投資手法です。
つまり「長期的に成長する対象」に対して積立投資を行う必要があります。
つまり「長期的な成長が見込めない対象」に対して積立投資をしてはいけないのです。
だからこその海外です。
もちろん日本に住んでいる私達にとって自分の国は愛すべき対象だし、これから先も付き合い続けている国です。
しかし、現実問題として日本の人口は年々減少の一途をたどるばかりです。
国の経済を支えるのは人です。人口が減少していく日本が今後経済的にさらなる成長をしていくためには、国内だけではなく海外などへの積極的な製品・サービス展開をしていく必要があります。
かつては、日本の製造業は世界に展開し、Made in JAPANは一種のブランドとも言えました。しかし、残念ながらもうそういった時代ではなくなってきました。
これを見てください。
これはbloombergが作成した1990年以降の日本の株式指標「TOPIX」とアメリカの株式指標「S&P500」そしてヨーロッパの株式指標「STOXX EUROPE 600」の推移です。
ほぼ横ばいでほとんど成長していないのが残念ながらTOPIXです。これが日本経済の現状です。
同じ期間に赤線(S&P500)は10倍、青線(EURO600)は4倍以上伸びているのに対し、黒線(TOPIX)はむしろ30%減っているのです。
赤線を30年前に100万円買っていたら資産は今ごろ1,000万円になっていたのに対し、黒線に投資をしていたら30年も保有して30万円減っているわけです。
じゃあこの黒線が今後大きな成長をするのか?と言われると正直わかりません。
もしかしたらするかもしれませんが、しないかもしれません。むしろ、しっかりとした打開策を打っていかなければ、しない可能性のほうが高いでしょう。だって人口減っていくし。
それに対して赤線はどうですか?
多分成長します。
それは何故か?
今の世界経済はアメリカ経済が中心となって支えていると言っても過言ではないからです。
これが現在のS&P500に組み込まれている銘柄の上位10位です。
(S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス「指数ハンドブック2020)
アップルにマイクロソフト、アマゾン、facebook、アルファベット(グーグル)ジョンソンアンドジョンソン、VISAなど日本に住んでいても皆さんほぼすべての製品やサービスを使ったことがあるのではないでしょうか?
ちなみにこのしたにはマスターカードやプロクター&ギャンブル(P&G)などが続きます。
「家には一つも無い!」なんて人は一人もいないはず
それほどまでにアメリカの会社の製品やサービスは世界に広がっているのです。そんな国の経済が成長しないわけがない。
多少成長力が落ちたとしても間違いなく今後も右肩上がりに成長するだろう。
さぁ、アメリカ経済と日本経済どちらに投資しますか?
というただそれだけの話しなんです。
しかし、このポイント3の冒頭では
「海外のインデックス」とあえて言っています。
なぜアメリカではないのか?とお思いの人もいるでしょう。それはその人のリスク許容度によってはアメリカ一辺倒にはしたくないという人もいることが想像出来たからです。
そういう人は、アメリカ経済でしゃなく全世界経済などに連動するインデックスに投資をすることをおすすめします。
<おまけ>自分が投資しているものをしっかりと理解する
さて、以上3点が投資初心者が積立投資を検討する上で必ず抑えておいて欲しいポイントでした。
ここから先は、賢人個人がこの記事を読んだ皆さんに
できればやってほしいこと
です。
賢人は、皆さんから「〜っていう投資どう思いますか?」というように個別の投資案件などについて質問や相談を受けることがよくあります。
そういったときに賢人は皆さんに必ず
「自分の大切なお金が何でどうやって運用されているのかをまず確認してください。」
ということにしています。
そりゃそうでしょ?
自分の大切なお金が
どんな投資対象に
どうやって投資されているのか
がわからないなんてめっちゃ怖くないですか?
賢人は、それが怖いので上記がクリアにならない投資はどんなに魅力的でも手を出しません。
なぜ今こんな話をしたかと言うと積立投資を始めるにあたってもこの点をしっかりと理解した上でクリアにした上で始めてほしいのです。
投資初心者の皆さんはこれからやることがたくさんです。
- 証券口座を解説して
- NISA口座を解説して
- 選択する投資信託を選定して
- 積立を継続させる
これらすべての段階においてしっかりと「自分がどういった場所(証券口座)で何で(投資信託)自分の大切なお金を運用しようとしているのか」を理解してほしいのです。
ネットの情報やyoutubeなどを見るだけで形だけのスタートをきることは容易です。
しかし、できれば最低限の知識だけでも身につけて欲しい。
だからこそやってほしい事があるのです。
ここのセミナーを受けてみてください。
賢人は、自分の情報収集や自分の知識の確認や補完のために複数の金融系スクールに加入しています。
月会費や入会金考えると結構馬鹿にならない金額ですが、、、
とはいっても自分の知識が古くなって使えなくなるよりは全然いいです。
(十分支払った金額以上の価値はあると思っています。無駄金になったところもいくつもありますが^^;)
そんな複数加入している中でも一番気に入っているのが上記セミナーを開催しているGlobal Financial School(グローバルファイナンシャルスクール)さんです。
まぁ今回は皆さんにスクールに入れ!っていうんじゃなくてあくまでこのセミナーを受けて欲しいだけなんでスクールの説明はしません。
(個人的な意見としては入ったほうが良い投資ライフをおくれると思いますが)
じゃあなんでみなさんにこのセミナーを受けてほしいのか
セミナーの内容が非常に良いのはもちろんなんですが
セミナー受講特典を皆さんに受け取って欲しい
のです。
セミナー受講特典の中には、無料での個別相談や各種マニュアルがあるんですが、その中の「投資信託完全攻略ガイド」と「証券口座徹底比較ガイド」が投資初心者にとっては、非ッッ常ーーーに魅力的です。
怒られない範囲でチラ見せするとこんな感じでそれぞれ40ページ近くを使って投資信託について、証券口座の比較について詳しくわかりやすく解説されています。
これを皆さんに是非受け取って読んでほしいのです。
これからみなさんがつみたてNISAで積立投資を始めるにあたって「自分がどういった場所(証券口座)で何で(投資信託)自分の大切なお金を運用しようとしているのか」を理解するのに最適です。
いつまで続くかわかりませんが、コロナの影響もあってオンラインセミナーが期間限定で無料開放されていますから、この機を逃す手はありません。
また個別相談を無料してもらえるのも魅力的です。
どうしても資産運用の相談となると個人情報が必要になりますし、直接電話やzoomなどで相談できる相手というのは非常に強力なパートナーとなってくれます。
このセミナーの動画は、賢人が加入しているスクール本体でも視聴出来たので賢人も全部見ましたが、非常に良かったです。
資産運用とは、株とは、と初心者でも王道の資産運用の基礎を学ぶことができると思います。セミナー形式じゃないので一度動画を止めて聞き直したり見直すことができるのも初心者にとっては頭に入ってきやすいと思います。
広告収入目的や自社商品販売目的のyoutubeに上がってる動画とは比べ物にならないクオリティでした。
まとめ
さて、これで初心者向けの積立投資の解説記事は以上となります。
ざっくりまとめると
- つみたてNISAはおまけ付きの普通の投資である
- 積立投資の効果、特にドルコスト平均法を理解する
- 投資先は海外のインデックスを選ぶ
- 自分が行う投資を理解する
おまけを含めると以上の4点を必ず抑えて欲しいところです。
今回は解説の都合上、つみたてNISAを例に出しましたが、つみたてNISAが必ずしも最適解ではないケースもありますから、その点はしっかりと自分の状況や自分の目的に応じて判断していきましょう。
とはいえ、まずは一度講座に参加して無料特典をもらうことを強くオススメします。現地に行ってもいいし、オンラインで視聴でもどちらでもいいので、参加してみて下さい。
積立投資そのものの比較は過去に以下の記事で行っていますので、参考にどうぞ