【仮想通貨】ICO詐欺にだまされないために気をつけて欲しいこと

賢人（けんと）です。

去年2017年は年末にかけてbitcoinをはじめとした仮想通貨の値段が急騰し、数多くの人が仮想通貨取引に参入、１億円以上の収入を得た人も多くいました。最近ニュースにもなっていましたね。（日本経済新聞：仮想通貨、収入１億円以上「億り人」331人）

ところが今年に入ってから各国の仮想通貨に対する規制やコインチェックの事件など様々な要因が複合して人々の仮想通貨への熱は下がってきました。

事実、一時は1BTC=200万円近くあったbitcoinも現在では1BTC=70万円まで値を落としています。

ところが、逆に今年に入ってICO案件が非常に多くなってきていています。

ICOとは、『ICO（PS2）』のことではなく（笑）

Initial Coin Offeringの略で「新規仮想通貨公開」のことをいいます。企業などが独自に発行した新しい仮想通貨をインターネットを通じて個人など不特定多数に直接販売することで資金を集める方法です。簡単にいうと企業が上場して新しい株式を発行して資金調達するIPO（新規株式公開）の仮想通貨版といったところですね。

実は、こういった最近のICO案件は、実に約80％の割合で詐欺か失敗コインとなるそうで、まともに利益の出せるコインは全体の1〜2割だといわれています。

去年までは、基本的にずっと上昇傾向が続いていたために、買いさえすれば値段が上がるという一種のバブルのような状態でした。そのため、その時の経験を忘れられない人たちが「また一発当ててやろう」といってICO案件に安易に手を出している傾向が強いようです。

また、「今から仮想通貨は遅い」と思いつつも未練をもっている人たちに対して「まだ間に合う！」とか「逆に今がチャンス！」といった形で勧誘が行われているようですね。恐ろしい…😨

失敗しやすいコインの見分け方は、単純です。

小型の取引所に上場するコインには注意する

小型の取引所は時価総額が低いコインでも上場できる場合が多く、基準が非常に甘い取引所なことが多いのです。そのため、上場はするものの、中身の弱さやマーケットセールスがないために暴落するものが多いのです。

早期購入者に金利を付ける系に気をつける

早期購入者に対して金利やボーナスをつけるタイプのICOにも気をつけたほうがいいです。特に金利をつけるタイプの場合は、購入者にそのコインをすぐに売られて価格が暴落しないようにしばらく保持（ホールド）させるために出す謳い文句の場合が多く、結局そういったコインも中身が弱く、暴落するのも時間の問題だということです。

ブームになって「多くの人が、周りの人がやっている」時期こそむしろ注意して気をつけなければなりません。それだけ騙そうとする人も増えてきます。

こうした投機的な投資やギャンブル性の高い投資を否定はしません。賢人も別に嫌いではありませんからね。ただし、必ずリスクを分散させて資産を管理してください。でなければ、いずれ必ず損をします。「機」を見極め続けるのは現実的に不可能です。

自分の人生の中で必要なお金や生活などをトータルで考えて投資や資産運用を行ってください。時には保険を見直すことも必要でしょうし、投機をきっぱりやめて地に足をつけた投資を行うことも重要でしょう。いつでも相談ください。

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