2018/7/30 追記を行いました
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Hi,賢人(けんと)です。
今回はちょっとニュース性の記事になります。
7月26日のニューヨーク株式市場で、米フェイスブック(facebook)の株価が急落したのをご存知でしょうか?
ちょくちょくニュースなどでもやっていますね。
この日、フェイスブック(facebook)の株価は、前日比41.24ドル(約19%)安の176.26ドルで取引を終えました。
この株価の急落によって、最高経営責任者(CEO)であるマーク・ザッカーバーグの資産のうち、約160億ドル(約1兆7000億円)分が吹き飛んだということになります。恐ろしい数字ですね。
米上場企業の時価総額の1日の減少額としては過去最大だそうです。
この出来事には当然背景があります。
まず実は四半期決算の発表を控えた7月25日にフェイスブック(facebook)の株価は217.50ドルと終値ベースの最高値を更新していたんです。
投資家たちは順調に成長を続けるフェイスブック(facebook)に対して、良くも悪くも楽観視していたんですね。
さかのぼると今年2018年3月〜4月頃
フェイスブック(facebook)からアメリカのトランプ大統領のデジタル広告戦略を請け負ったCambridge Analytica(ケンブリッジ・アナリティカ、以下CA)への個人情報流出を知っていますか?
実は今年3月、フェイスブックがCAによってユーザー5000万人分(のちに8700万人だと判明)の個人情報を抜き取られていることを知りながら、何らの対策もとらないまま大統領選に流用されていたことが告発などにより判明しました。
ここからこの問題はしばらく尾をひきました。
国会の審議や取材への対応で、ザッカーバーグの見事な謝罪について日本でもニュースになったりしていましたね。
ところが、裏では、appleやamazonなど端末メーカー60社に個人情報をシェアし続けていたことがNew York Timesの報道で発覚。
このあたりから非常にフェイスブックはゴタついていたんです。
一方で株価は、CAへの個人情報流出の件が出た頃に値を落としたものの、比較的すぐに回復、その後は順調に株価を伸ばし続け過去最高を更新していたわけです。
こうした投資家心理はわかります。
確かにゴタついていたとはいえ、フェイスブックは「facebook」だけでなく「instagram」「Whatsapp」と世界的でもっともダウンロードされたアプリの上位に君臨するサービスが複数あるのです。
ところが、いざ7/26日の決算発表となると様子が変わりました。
発表では、最終利益は最高益を更新したものの、利用者数などが市場予想を下回っていたのです。
さらに今年下半期に売上高の伸びが鈍化する見通しで、来年は費用の伸びが売上高の伸びを上回るとの見通しを示したのです。
こうなるとこれまで楽観的な姿勢でいた投資家たちの心理状況は不安しかないでしょう。
その結果の大幅な下落
決算の数字という「過去」よりも、今後、「成長率が鈍化する」という「未来」に対する説明が株価を叩き落としたことになります。
利用者数などが市場予想を下回った原因として、3月の情報漏洩問題を起因とするfacebookというサービスにたいする利用者の不信感の影響は否定できません。
結局、ふたを開けてみれば投資家たちが楽観視していただけで、実際のサービス利用者たちの間にはじわじわとこの影響が出ていたわけです。
さて、では結局facebook株は「買い」なのかということですが
賢人個人の意見としては
海外株を買ったことのない人なら「買ってみる」のはアリ
だと思います。
これがここ5年のフェイスブックの株価の推移ですが
今年に入って成長に陰りが見えますが、長期的に見ればまだ伸びる力はあると思います。
なんだかんだinstagramなどのサービスは強いですからね。
しかも米国株は、日本株のように単元株制度がなく、1株単位から取引が可能なので現在の値段だと2万円程度から投資可能です。
今回の下落を機会に外国株を持ってみるというのはアリでしょう。
いや値段落ちても責任はとれませんが笑
ただ、大量の資金を投じて益を目指すとなると話は別です。
これまで楽観視していた投資家たちのフェイスブックに対する目が変わり、一種の成長神話のような幻想が崩れた以上、しばらくはあまり大口の取引はしないほうが無難だと思います。
賢人はあまりこうした「機」に資本は投じませんしね。
でも楽しいからちょっとは入れちゃうんだけど…笑
まぁいろんなアナリストがフェイスブックの今後について語っていますし、そうしたものを読んでみるのも手ですが、結局は予想にすぎません。
きちんとリスクは分散させて複数の運用を心がけるようにしましょう。
(2018/7/30 追記)——————————-
フェイスブックの株主が先週末の27日に同社とザッカーバーグを相手取り提訴しましたね。
この株主らは、これまでの同社の発表において、売上高の伸び鈍化や営業利益率の低下、アクティブユーザーの減少に関して、誤解を与える説明をしていた。
あるいは情報公開が不十分だったとし、連邦証券法に違反したと主張しているそうです。そして25日の同社の決算発表で「真実」が語られ始めたことで市場はショックを受けたと指摘しました。
さらに、集団訴訟も視野に損害賠償を請求する構えを示しているようで、今後の同行が注目されます。
米国では、予想外の株価の急落に対して、株主が企業を訴えることはよくあるため今後同様の動きが広がる可能性もあります。
株主たちがこうした動きを見せる中で
バンク・オブ・アメリカが「投資家は人気テクノロジー銘柄の売りを検討する必要がある」などと指摘したり
市場ではまずますフェイスブックの今後に対し疑惑的な目が向けられています。
下落後の動きはこんな感じで、横ばいに推移していますね。
土日を経て今日からの値の動きに注目です。
また様子をみて追記を行いますね。
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